数百人の退役軍人、警官と衝突=広東省

2008/11/28
更新: 2008/11/28

【大紀元日本11月28日】香港の民間団体「中国人権民運信息中心」によると、中国広東省湛江市で喧嘩をしたことで逮捕された技術学校の学生と、3人の退役軍人は取り調べ中に警官に暴行されたため、退役軍人200人以上が義憤を覚え、派出所に乱入し、警官百人以上と衝突する事件が発生した。

11月21日午前、退役軍人200人あまりが市政府役所の前に集まり抗議を行った。当局は武装警官約400人を現場に派遣し、退役軍人らを包囲、全員を地面にひれ伏させ、強制連行し、10時間後に釈放した。その間、抵抗する者は暴行され、30人以上が負傷した。同技術学校の学生がその経緯を証言したという。

同団体によると、退役軍人らは現役を退いたばかりで、今年9月1日に、同技術学校に配置された。校内では、他の学生と衝突したため、退役軍人3人が拘留されていた。

同団体は内部情報筋の話として、軍の内部と現地政府は事態の更なる拡大を恐れていると伝えた。

(翻訳・叶子)