四川大地震、死者はすでに1万1千921人

2008/05/13
更新: 2008/05/13

【大紀元日本5月13日】四川省汶川県で12日に発生したマグニチュード(M)7・8の地震による被災状況はますます深刻になり、中国民政部被災者救済局局長・王振耀氏が13日午後、発表した情報よると、死亡者数は1万1千921人に達したという。

王局長によると、これと同時に現在行なわれている救済活動において最も障害となっているのは交通手段であり、被災地の多くの地域では道路などが寸断され、また通行が困難なために多くの救援物資や人員の現地入りがスムーズにできないと話している。これについては温家宝首相の指示により、14日午前零時前には必ず被災地への道路を確保するということを伝えているという。

これ以外にも、雨による二次災害が懸念されている。また、今回の被災人口は非常に多く、多くの救援物資の調達を要することも指摘している。

王局長は、以前中国大陸で毎年起きた大きな災害で必要となった被災者用テント数は通常では3、4万張、最も多い時でも5、6万張であったが、今回は綿陽だけで5万張が必要だという内容が出されている。これほど莫大な救援物資を調達、運搬、設置することは非常に困難であると話しているという。

                     (翻訳。坂本)
中国語:http://www.epochtimes.com/gb/8/5/13/n2115792.htm
キーワード:四川省,汶川県,地震, 王振耀, 温家宝,マグニチュード, 救済