人権聖火リレー、中国国内での伝達綱要を公表

2008/03/09
更新: 2008/03/09

【大紀元日本3月9日】「グローバル人権聖火リレー」を主催する「法輪功迫害真相調査連盟」(CIPFG)がこのほど、中国国内での伝達とその綱要を簡略に公表した。

CIPFGは世界各国の政府関係者、医師、弁護士など約300人が2006年に結成した、法輪功以外の人からなる独立組織である。中国当局の人権状況を明らかにし、オリンピックと人道に対する犯罪が中国で同時進行してはならないと訴え、2007年8月9日ギリシャのアテネで「グローバル人権聖火リレー」をスタートさせた。以来、同リレーは26カ国の80の都市を経由し、当地の政府関係者や、学者、各界の有識者、人権団体から歓迎と支援を受けてきた。国際社会が中国当局の人権を踏み躙る行為を非難し、人権迫害の停止と、北京五輪のボイコットを求める声が徐々に強くなっている。

今回、同組織は中国国内の伝達を公表、簡略の綱要を以下にてまとめた。

全世界が北京に焦点を当てているこの重要な時期に、中国共産党政権の暴政と、悪化し続けている人権状況をさらに明らかにし、また、多くの中国国内の民衆の強い要求に応じるため、今年3月末から、中国国内で同聖火を伝達する予定。その際に、国内の参加者らは、「人権がなければ、オリンピックもいらない」との願いを国際社会に向けて発信し、全国各地で人権を求め、暴政に反対する抗議運動が最高潮に達する見通し。

人権聖火リレーの中国国内での伝達方式

1.参加者

中国共産党から弾圧・迫害を受けたり、その暴政の汚職問題に強い不満を抱き、自由・公正・人権を追求したりするすべての中国人。

2.伝達期間

2008年3月末から8月末まで

3.伝達ルート

人権迫害や、関連の抗議運動が進行している地区。歴史上において、中国当局の暴政および人民の対抗により発生した重大事件の現場。中国共産党の歴史上およぴ現存のいわゆる「象徴的で、敏感な特定の」場所。中華民族の発展の過程において、大きな前進を導いた重大事件の現場。有名な観光地。オリンピック競技を行う都市。北京市。詳しい伝達のルートは同リレーが中国国内に到着してから順次に公表する予定。

4.伝達の内容と方式

中国当局の残虐性により、同リレーに参加する各界の中国人民衆の安全を考慮するため、国外でのやり方、例えば、公での聖火受け継ぎ儀式や、リレー、屋外コンサートなどではなく、特別な方式、例えば、人権の基本内容と現実的な訴求を伝達したり、同活動のスローガンやテーマを訴えたりする方法を用いて、多様化で臨機応変、安全かつ有効との原則のもとで行う。

具体的説明:

テーマのスローガン:同様の世界、同様の人権

伝達シンボル: 次のシンボル以外にも、代替として黄色いリボンも可。

テーマソング: 「人権聖火の歌」と「人権聖火」

「人権聖火の歌」(歌・盤古)
( http://www.youmaker.com/video/sa?id=2e4d44995933405bb16ed85b8f7709d7001 ) 

「人権聖火」(歌・関貴敏)


http://www.youmaker.com/

 伝達方法:チラシー-複製、(公共の場での)張り出し、郵送、配布、FAX等○ネット通信ー-Eメール、フォーラム、ホームページ等○メディアー-関連の音声・映像ファイルのダウンロード、CDおよびDVDの郵送、重要な場所での放送、ラジオテレビでの放送等○携帯電話ー-メール、SKYPEによるニュース発信○記念グッズー-両面テープ、Tシャツ、帽子等○手書きー-紙幣や、重要建築物および施設、公共交通施設、公園、町、職場、住宅街などで関連のメッセージを書き入れたり、黄色いリボンや、風船をつけたりする

上記の各種の伝達方法の設計の推薦版などは近いうちに順次に公表する。参加者は同活動の基本原則と要求に基づき、自分で設計・使用することもできる。

全世界が支援する中国国内の人権聖火リレー

同リレーが中国国内に入るとの活動は、CIPFGが発起した大規模な活動の一つである。中国共産党の弾圧・迫害を受け、その暴政の汚職に強い不満を抱き、自由・公正・人権を追求するすべての中国人のために作ったプラットフォームである。同活動はオープンな運営方法を用いて、人権を求め、迫害を反対するとの訴求と理念に賛同するすべての個人と団体が基本原則に遵守できれば、すべて参加できる。

中国の人権に関心を抱き、同国での民主・自由の実現に力を注ぎたい国内外のすべての人々の参加を歓迎している。

法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)

www.humanrightstorch.org

(翻訳・叶子)