23日付の韓国紙、朝鮮日報は、北朝鮮の金正日総書記が使う特別列車が同国北東部の国境を越えたとの目撃情報があり、金総書記がロシアを訪問している可能性がある、と報じた。
同紙は消息筋の話として、金総書記が外国訪問に利用するVIP用列車が国境を越えるところを北朝鮮側から何人かが目撃した、と伝えている。
同紙は列車がいつ目撃されたのかは伝えていないが、ここ数日間のことである可能性を示唆している。
韓国政府の当局者は、まだ事実を確認できていないとしている。
金総書記は2001年と2002年に特別列車でロシアを訪問した。
最近北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験準備の動きを見せていることに諸外国は懸念を示しており、日米や韓国の政府は、実際に発射されれば安全保障に対する重大な脅威だと警告している。
ロシア外務省は22日、北朝鮮が長距離ミサイルの発射準備を進めているとの報道をめぐり、北朝鮮大使を召喚した。
[ロイター23日=ソウル]
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