続報・汕尾射殺事件:当局、弔問と面会を禁止へ

2005/12/24
更新: 2005/12/24

【大紀元日本12月24日】中国広東省汕尾市の発電所建設に反対した住民らが武装警察に射殺された事件で、当局は家族が死者の弔問および負傷者との面会を全面的に禁止し、村が穏やかさを取り戻したことをアピールする狙いであるという。ラジオ自由アジアが伝えた。

広東省汕尾市当局はこの数日間、葬式などの行事で悲しみに包まれたイメージを一新させるため、弔問を全面禁止した。住民らの話によると、警官が遺族の自宅前で監視しており、遺族らの外出を禁止しているという。また、事件の中で負傷した住民を看病する家族らを病院から追い出し、今後の見舞いも一切禁止したという。

消息筋によると、汕尾市当局はいまだに指名手配された住民の逮捕を行っているという。多くの住民は自分の名前がリストに載っているかどうかも知らず、怯える日々を過ごしているという。

また、国連が事件の詳細を求める書簡を中国政府に送ったことについて、中国外交部は、書簡を受け取っていないと回答した。