山西省で黄土斜面崩落、24人生き埋め

2005/05/13
更新: 2005/05/13

【大紀元日本5月13日】中国山西省吉県のある村で、5月9日の晩に黄土斜面崩落災害が発生した。山崖の洞穴式住居が11世帯崩れ落ち、24人の村民が生き埋めにされた。今なお生死は不明。

今回の事故は山西省の吉県吉昌鎮橋南村の水洞溝地区に発生した。現地官吏の調査によると、災害発生時、16人は避難したが、24人の村民は黄土に埋められ、男女各12人とされる。

専門家は現場を鑑定した後、これは典型的な自然崩落災害であると認めた。崩れ落ちた長さは250メートル、高は80メートル、土の体積量はおよそ65万立方メートルである。

災害が発生した後に、救援者はブルドーザーを使って掘り起こしている。しかし崩れ落ちた面積は大きいため、現在掘削はまだ埋められた家屋に届かない。

中国の広大な瘠せた黄土高原の上で、数百万の貧しい農民が居住している。過去の数十年の中で、自然資源に対する過度な使用と不合理な耕作によって、すでに広面積の環境が破壊された。 毎年およそ16億トンの沈殿物が黄河を塞ぐため、河川の下流に一連の洪水による災害の危険をもたらしている。

(新唐人テレビ局)