中国のある直轄市のテレビ局で長年働いた経歴を持つ楊さんは、中国メディアを取り巻く環境は厳しいと話している。「中国大陸にも、良心を持ち正義感にあふれる記者はいます。彼らは最初、人々のために真実の報道をしようと試みますが、結局のところ思うような記事を書くことなどできません。党の宣伝部が毎週、多ければ毎日のように、何を報じ、何を報じてはならないと言ったことを逐一指示してくるからです。もともと一般人のことなど知ったことではなく、(マスコミの存在意義は)中国共産党のために、いわゆる「安定」を維持すること
2017/04/01