科学者たちは、2023年の夏は北半球で過去2000年間で最も暑かったと発表した。ヨハネス・グーテンベルク大学の研究チームは、樹木の年輪から過去2000年分の6月から8月の平均気温を復元し、2023年のデータと比較した。
来年も消費者は主要穀物の供給引き締まりに直面するとみられる。エルニーニョ現象の継続や、生産国による輸出制限、バイオ燃料需要の強さなどが予想されるからだ。
中国国家気候センターの専門家は2024年の中国の気象状況について、エルニーニョ現象による猛暑や異常気象が増えるとの見方を示した。
世界気象機関(WMO)は8日、現在発生しているエルニーニョ現象について、少なくとも2024年4月まで続くとの見通しを示した。
5月以降、世界各地で異常気象が続いている。5月末フランスでは大雨による洪水が発生。インドでは史上最高の51度の気温を観測。7月半ばから中国の長江地域や東北地域などの各地で豪雨による大洪水が見舞われ、上海などの南部地域では40度を超える猛暑が続いた。米国でも8月中旬、南部で大雨による洪水被害が各地で発生した。ニューヨークやフィラデルフィアでは多感温度が43度を観測し、高温注意報が出された。
2016/08/25