米シークレットサービス(大統領警護隊)の要請を受け、米軍はトランプ大統領が所有するフロリダ州パームビーチの邸宅「マールアラーゴ」とその周辺に、短距離地対空ミサイルシステムや対ドローン装備を配備した。関係当局者が10月29日、明らかにした。
警護態勢を強化した具体的な理由について、軍および大統領府の関係者は詳細を明らかにしていない。トランプ氏はハロウィーンの週末に同邸宅へ戻る予定とされている。
地元メディアによると、米陸軍の高機動多用途装輪車両(ハンビー)を基盤とする短距離防空システム「アベンジャー」が、マールアラーゴ近くの浮き台船上と、大統領専用機エアフォースワンが使用するフロリダ州ウェストパームビーチのトランプ国際空港に配備された。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)と米北方軍(USNORTHCOM)の広報担当者は、エポックタイムズへのメールで、「米シークレットサービスの要請に基づき、北米航空宇宙防衛司令部と米北方軍は最近、フロリダ州マールアラーゴとその周辺に地上配備型防空装備および無人航空機対処能力を展開した」と説明した。
さらに、「これらの装備は、保護態勢を強化するため、既存の防護措置を補完する技術的な防御層を追加するものだ」と述べた。
一方、「作戦上の安全保障上の理由から、これ以上の詳細は明らかにできない」とした。
軍の装備がパームビーチ地域に到着した時期や、具体的な脅威が確認されているかどうかについても、公表されていない。
米陸軍によると、「アベンジャー」は、巡航ミサイル、ドローン、低空飛行する航空機、ヘリコプターなどに対処するための移動式防空システムで、地対空ミサイルを搭載している。
北米航空宇宙防衛司令部は、トランプ氏の訪問に備え、今週末もウェストパームビーチやパームビーチ周辺の飛行制限空域を監視する。今月24日には、飛行禁止区域に進入した民間航空機に対応するため、戦闘機が緊急発進する事態も発生していた。
トランプ氏の訪問に伴い、パームビーチ郡内の道路も今週末、一時的に通行止めとなる予定だ。
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