元Anthropic研究者のジェイコブ・コクソン氏は、AI開発競争が激化するなか、研究機関へのスパイの浸透によって安全対策が弱まり、自律型システムの軍事利用が加速する恐れがあると警告した。
コクソン氏はさらに、OpenAIとAnthropicの研究者層に、中国共産党(中共)の情報機関がすでに浸透しているとの見方を示した。
同氏は10月5日、ニューヨーク市議会で先端AIがもたらすリスクについて議論する会合に出席する前、PBDポッドキャストのインタビューに応じた。
コクソン氏は、OpenAIとAnthropicの内部に中国のスパイがいることについて「90%の確信がある」と語った。ただし、この主張を裏付ける公開証拠は示していない。
発言の背景には、米中のAI開発競争が激化するなか、高度なAIモデルの中核技術や研究成果をどう守るかが大きな課題となっていることがある。
コクソン氏は、技術面で中国に先行していても、機密性の高い研究成果が盗まれれば、その優位を長く維持することは難しいと指摘した。
「中共は、いつでもサイバー攻撃を仕掛けられる」と警告し、先端技術を複製されれば、技術的な優位は一気に失われかねないとの見方を示した。
コクソン氏はまた、2027年がAIをめぐる変化が大きく加速する年になると予測した。
AIモデルの能力がさらに高まれば、多くの業務が自動化されるほか、AIをめぐる新たな動きが相次ぎ、社会の主要な話題を占めるようになるという。
ポッドキャストでは、AIの発展を説明する際、第二次世界大戦を例に挙げた。
第二次世界大戦中は、あらゆる出来事の背景に戦争があったとし、来年には社会のあらゆる分野でAIの影響が語られるようになるとの見通しを示した。
「来年にはAIモデルが非常に強力になり、多くの仕事や職種を自動化できるようになる。そのため、状況は急速に動き、来年には極めて深刻になる」と語った。
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