2026年サッカー・ワールドカップのグループF初戦で、日本代表はオランダ代表と対戦し、2―2で引き分けた。オランダが2度リードを奪ったが、日本が粘り強く追いつき、勝ち点1を分け合う結果となった。
前半はオランダがボールを保持し、日本は自陣に引いて強固な守備ブロックを敷く展開となった。オランダメディアによれば、前半の日本のボール支配率は31%にとどまった。オランダは主導権を握りながらも日本の守備を崩しきれず、試合はスコアレスで折り返した。
試合が動いたのは後半である。後半5分、オランダはキャプテンのファンダイクがヘディングシュートを決め、先制した。しかし、日本もすぐに反撃。後半12分、久保建英の折り返しから中村敬斗がシュートを決め、同点に追いついた。
後半19分には、オランダのサマーフィルが見事なゴールを決め、再びリードを奪った。これを受け、オランダのクーマン監督はリードを守り切るため、前線の選手を下げ、試合のコントロールを重視する守備的な選手交代を行った。
だが、日本は最後まで諦めなかった。後半43分、小川航基のヘディングシュートが鎌田大地に当たって軌道が変わり、劇的な同点ゴールとなった。日本は格上のオランダを相手に2度追いつき、引き分けに持ち込んだ。
一方、2度のリードを守れなかったオランダ側の落胆は大きい。オランダメディアはこの結果について「勝利を逃した」「鎌田にパーティーを台無しにされた」などと報じ、リードを2度失ったことに強い懸念を示した。
特に批判の対象となったのは、クーマン監督の後半の采配である。オランダメディアは、リード後の選手交代によってチームのスピードや推進力が失われたと指摘し「監督が自ら試合を手放した」と厳しく批判した。前線でボールを収める力や裏への脅威を失ったことで、日本に攻め込む隙を与え、自陣に招き入れる結果になったとの分析である。
オランダメディアはこの引き分けを「恐怖の代償」と表現し、勝てる試合を落とした「全くもって不必要な」結果だったと落胆を込めて報じた。日本にとっては、強豪相手に粘りを示した劇的な初戦となった。
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