カナダ王立騎馬警察の情報顧問スコット・マクレガー氏は先日、エポックタイムズの番組「米国の思想リーダー」のインタビューに応じ、カナダ政府が中共とのいわゆる「戦略的パートナーシップ」の発展を推進する中、カナダ国民の中共による浸透工作への警戒感が徐々に薄れていると警告した。同氏は、カナダが真の脅威は中共であることを改めて認識すべきだと訴えた。また、北米の安全保障を守るため、カナダと米国は緊密に協力しなければならないと強調した。
カナダ王立騎馬警察の情報顧問 スコット・マクレガー氏は、「私はこの状況に非常に衝撃を受けている。この10年以上にわたり、私は米国のあらゆる情報機関やカナダの各機関に対し、中共がもたらす脅威について報告を続けてきたからだ」と述べた。
マクレガー氏によると、カナダ社会ではこれまで、中共による浸透やマネーロンダリング、干渉行為に対する警戒感が高まりつつあった。しかし、カーニー政権が中共とのいわゆる「戦略的パートナーシップ」の構築を推進した後、対中認識に変化が生じており、これを懸念しているという。
マクレガー氏は「突然、中共がそれほど悪い存在ではないかのように見えるようになった。このような認識は、これまで中共の脅威について国民の理解を深めようと努力してきた人々の力を弱めることになる」と指摘した。
同氏はまた、カナダと中共の経済・貿易協力によって、資金が最終的に中共側へ流れる可能性があると指摘した。両国がウクライナ戦争をめぐって相反する立場を取っていることも、情報・安全保障機関の信頼に影響を及ぼしかねないとの見方を示した。
「中共はロシアと協力関係にあり、そのロシアは現在ウクライナと戦争している。一方で、カナダはウクライナに資金援助を行っている。そのため、われわれが実際にどちらを支援しているのかという点について、一定の利益相反が生じるのを避けられない」
マクレガー氏はさらに、カナダと米国は安全保障および経済の両分野で高度に相互依存し、互恵的な関係にあると指摘した。両国はこれまで長年にわたり、緊密な安全保障協力関係を維持してきたという。
「われわれは毎日、中共によるさまざまな攻撃にさらされている。サイバー攻撃、政府機関への浸透、海外の華人コミュニティーへの脅迫、さらには社会のエリート層に対する影響工作や取り込みなどである。こうした問題は以前から存在している。国民に対し、真の脅威が何であるかを改めて認識させなければならない。本当の脅威は米国ではなく、中共なのである」
最後にマクレガー氏は、カナダは中共の脅威に対処するために米国の支援を必要としており、同時に米国も北米の安全保障を維持するうえでカナダを必要としていると強調した。
「カナダには米国が必要であり、米国にもカナダが必要である。両国が協力してこそ、共通して直面する脅威に対処することができる」
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