大阪総領事の薛剣が3か月ぶり公の場に 強硬的な発言変わらず

2026/02/13
更新: 2026/02/13

中国共産党の大阪総領事・薛剣(せつけん)が、高市早苗首相への「斬首」発言で外交問題を引き起こした後、しばらく公の場から姿を消していたが、高市氏率いる自民党の衆院選での圧勝後に再び公的行事に出席したことが分かった。

中国共産党(中共)側がいわゆる「戦狼外交」の姿勢を変えない可能性があるとの見方が出ている。

中共の大阪総領事館が「ウィーチャット(微信)」の公式アカウントに掲載した写真によると、薛剣は2月10日に同総領事館が主催した旧正月の祝賀行事に出席し、壇上であいさつした。

総領事館がSNSで公表した内容によれば、薛剣は演説で中共の政策立場について「明確かつ一貫しており、いかなる揺らぎもない」と強調した。

さらに、高市氏の「台湾有事」発言に再び言及し、「日本政府が実際の行動で日中関係の政治的基盤を守るよう促す」と述べたという。

薛剣は昨年11月、SNS上で高市氏に対し「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と脅迫的な投稿を行い大きな波紋を呼んだ。

その後、複数の交流行事を欠席しており、今回の出席は約3か月ぶりの公の場への復帰となる。

当初、薛剣の発言は与野党双方を刺激し、中共政権が弱腰姿勢との印象を避けるため、即時解任はしないものの、事態沈静化後に「任期満了」などの理由で静かに帰任させるとの見方があった。

しかし、薛剣が再び公の場に姿を見せ、強硬な発言を繰り返したことで、中国が引き続き強い姿勢を維持する可能性を指摘している。

最近、中国側は高市氏への圧力を続けてきたが、結果的に衆議院選挙では高市氏が圧倒的勝利を収める一因となったとの見方もある。

中共指導部が戦略的なジレンマに直面している。対日圧力を続ければ高市政権の基盤を強化し、日本の防衛力強化やアメリカおよびインド太平洋地域の国家との戦略的な接近を加速させ、中国経済の下押し圧力も強まる可能性がある。

一方、関係改善を図れば、これまでの強硬姿勢に縛られ、妥協は国内の民族主義的反発を招きかねないという。

新唐人