追査国際が告発 武漢で広がる強制的臓器摘出の闇

2026/02/03
更新: 2026/02/03

「法輪功迫害を追査する国際組織」(追査国際)が発表した最新報告書によると、湖北省武漢市の主要な臓器移植医療機関では、移植件数が極めて多く、待機期間も異常に短い上、法輪功学習者の臓器が使用されている実態があるとされる。

報告書は、武漢市で生体臓器の強制収奪に関与しているとされる医療機関として、同済医院、武漢協和医院、湖北省人民医院、武漢大学中南医院、解放軍中部戦区総医院の名前を挙げている。追査国際が行った電話調査の録音では、武漢同済医院と武漢陸軍総医院の関係者が、法輪功学習者の臓器を使用していることを認めたとされる。

調査員が「刑務所の受刑者、例えば法輪功を修煉している受刑者の生体臓器は十分に確保できるのか」と尋ねたところ、武漢同済医院泌尿器科の看護師は「はい。問題ありません。詳しくは来院して相談してください」と答えたという。

解放軍中部戦区総医院は、武漢市で腎移植を行う医療機関の中でも最大規模の一つとされる。同院は湖北省医科大学第二付属医院と、法輪功学習者のドナーを相互に融通していたと報告されている。

追査国際の調査員が「法輪功受刑者の腎臓の供給状況はどうですか」と質問したのに対し、湖北医科大学第二付属医院の医師は「概ね問題ないと思います。陸軍総医院に聞いてみたらどうですか。広州軍区総医院です」と述べたという。

追査国際は、臓器収奪によって病院側が得ているとされる巨額の利益についても明らかにした。湖北省の臓器取得に関する料金基準では、心臓と肺がそれぞれ7万元、肝臓が26万元、腎臓が20万元とされている。武漢同済医院だけでも、腎移植は年間で数千件に上り、得られる利益は数億元規模に達するとみられる。

報告書はさらに、2015年に中国式の臓器提供制度が整備された後、病院側が一般市民にも対象を広げた実態を指摘している。

2023年4月の電話録音では、心臓移植手術が3~5日で手配可能で、臓器は全国的に配分されていると説明された。

調査員が「通常、心臓移植はどのくらいで実施できるのか」と尋ねたところ、華中科技大学同済医学院付属協和医院の心臓移植センター主任・董念国は「通常は3~5日だ」と回答した。さらに調査員が「3~5日でできる、非常に早いね。ということは、ドナーの準備もしっかり整っているね。ドナーの臓器が準備されている」と確認すると、董は「はい。全国配分だが、当院は比較的多い」と述べたという。

調査によれば、武漢地域では自発的な臓器提供は事実上皆無に等しい。にもかかわらず、病院側は一般市民を欺いて臓器を盗み取り、意図的に「脳死状態」を作り出すことで、患者から不当に臓器を摘出している実態が明らかになった

巨額の利益を得るため、病院側が意図的に患者の容態を悪化させて集中治療室に送り込み、医療費を跳ね上がらせる。その上で、高額な支払いに窮した家族を言葉巧みに誘導して治療を断念させ、臓器提供を承諾させるという悪質な手口が横行している。

一部メディアは、いわゆる「脳死」とされた学生の中には、入院当初は骨折や転倒といった軽傷だったにもかかわらず、最終的に臓器提供に至った例が複数あると伝えている。