茂木外相 日・カタール外相間戦略対話 連携強化を確認

2026/01/16
更新: 2026/01/16

現地時間令和8年1月13日、日本の茂木敏充外務大臣は、訪問先のカタールにおいてムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ首相兼外務大臣と約100分間にわたり、第3回日・カタール外相間戦略対話を行った。両大臣は、2021年に開始されたこの対話の枠組みを再評価し、両国の「戦略的パートナーシップ」を一層発展させていくことで一致した。

茂木敏充外務大臣とムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ・カタール国首相兼外務大臣(出典:外務省ウェブサイト)

多角的な二国間協力の進展

二国間関係において、特に重視されたのはエネルギー分野での互恵的関係である。両大臣は液化天然ガス(LNG)を通じた協力が極めて重要であることを再確認した。茂木大臣からこれまでの安定供給に対する謝意が示されたのに対し、ムハンマド大臣は今後も日本へのエネルギー安定供給にコミットする意向を表明した。あわせて、カタールによる日本への積極的な長期投資についても歓迎の意が示された。

防衛交流についても着実な進展が確認された。2023年の防衛当局間協議の立ち上げに続き、2024年には海上自衛隊艦艇が12年ぶりにカタールへ寄港し、統合幕僚長による初の公式訪問も実現している。両大臣はこれらを評価し、さらなる交流強化を約束した。

また、学術・人的交流の面では、横浜で開催予定の「GREEN×EXPO 2027」に対し、カタールが世界で最初に公式な参加表明を行ったことへの謝意が日本側から述べられた。

緊迫する地域情勢への対応

国際情勢に関する議論では、ガザ情勢が主要な議題となった。茂木大臣は、カタールが停戦や人質解放のために果たしてきた仲介の役割に深い敬意を表明した。その上で、日本としてもガザの再建を含め、中東地域の平和と安定に積極的に関与していく方針を伝えた。ムハンマド大臣は日本のこうした取組を歓迎し、引き続き両国で緊密に連携していくことを確認した。

このほか、イランをめぐる情勢や、北朝鮮による核・ミサイル問題、拉致問題、さらには最近の東アジア情勢についても率直な意見交換が行われ、両国が緊密に連携していくことで一致した。

今回の対話を通じて、日本とカタールはエネルギー供給元としての関係を超え、安全保障、経済、人道支援といった幅広い分野で協力するパートナーとしての関係を改めて強固なものとした。

大紀元日本の速報記者。東京を拠点に活動。主に社会面を担当。その他、政治・経済等幅広く執筆。