北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は24日(現地時間)、「サンタクロースはすでに出発した」と発表した。毎年恒例のサンタ追跡が、今年もクリスマス・イブに始まった。
NORADによると、サンタのそりはレーダーや人工衛星で「監視中」。北米では吹雪の地域もあるが、「天気は問題なし。サンタはどんな空模様でも飛べる」という。軍の公式発表としては、なかなか夢のある話だ。

プレゼントを配る時間帯は、各地の現地時間で夜9時から深夜0時ごろが目安。ただし条件がある。「子どもが寝ていること、そしてサンタを信じていること」。ここは毎年ブレない。
この企画は約70年前、1人の子どもが誤って防空司令部に電話し、「サンタは今どこ?」と聞いたのが始まりだ。真面目な将校が本気で答えた結果、世界的イベントになった。
昨年は世界中から約40万件の問い合わせがあり、今年はさらに増える見込みという。ミサイルも追うが、今夜はサンタ優先。そんな一夜が、今年もやってきた。

ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。