トルコの災害・緊急管理局(AFAD)によると、同国西部で10月27日、マグニチュード6.1の地震が発生した。
AFADの発表によれば、震源はバルケスィル県(Balıkesir)のシンディルギ町にあり、地震は現地時間の同日午後10時48分に発生した。
アメリカ地質調査所(USGS)の記録では、マグニチュード6.0とされる。一方、ドイツ地球科学研究センター(GFZ)の記録では6.1とされ、地震の深さは10キロメートル(6.21マイル)である。
『Türkiye Today』の報道によると、イスタンブールやイズミルなど、トルコ西部の広範な地域で地震が感じられた。
トルコのメディアによれば、シンディルギ町の一部建物が損壊したものの、現時点で人的被害の報告はない。同町は今年8月にもマグニチュード6.1の地震に見舞われ、1人が死亡、数十名が負傷している。
今回の地震は、人口密集地であるトルコ最大の都市イスタンブールや、同国第3の都市イズミルに近い地域で発生したため、人的被害や建物損壊への懸念が広がった。
トルコは主要な断層線上に位置し、地震が頻発する国である。2023年にはマグニチュード7.8の地震が発生し、5万3千人以上が死亡、南部・東南部の11県で数十万棟の建物が破壊または損壊した。隣国シリア北部でも6千人が犠牲となった。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。