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頼清徳総統 高市早苗新首相に祝意 日台関係のさらなる深化に期待

2025/10/21
更新: 2025/10/21

台湾の頼清徳総統は21日、日本の新首相に就任した高市早苗氏に祝意を表し、今後も日台間の協力関係を深化させ、インド太平洋地域の安定と繁栄を共に維持していくことへの期待を示した。

21日、日本で開催した臨時国会では、首相指名選挙が行われ、高市早苗氏が第104代首相に指名された。

中華民国総統府の報道官である郭雅慧氏は、頼清徳総統が政府および国民を代表して高市早苗首相に心より祝意を表し、日台関係が今後も友好かつ深化し、両国民の福祉向上のために共に努力していくことを期待していると述べた。

郭雅慧氏は台湾と日本の交流は密接であり、真摯で揺るぎない友情が築かれてきたことを強調した。

郭氏は「わが国と日本は価値を共有する堅実なパートナーであり、高市首相は台湾にとっても確固たる友人である。今後、経済・貿易、科学技術協力、災害防止、安全保障などの分野において、日台双方が引き続き交流と協力を深化させ、地域パートナー関係を強化することを期待している」と述べた。

また、「日台関係の新たなマイルストーンを共に築き、両国民の福祉を一層高め、インド太平洋地域の安全・安定・繁栄に貢献していくことを期待している」と伝えた。

また、郭氏は「頼総統は、前任の石破茂前首相に対しても、任期中のわが国への揺るぎない支持に対し感謝の意を表している。石破氏は在任中、二国間・多国間の共同声明を通じて、武力または威圧による現状変更に反対する立場を明確に示し、台湾海峡の平和と安定、さらには台湾の国際社会への参加に対する確固たる支持を具体的に行動で示してくれた」。

「このことは台湾国民に深い感動を与えた。頼総統は改めて感謝の意を表明し、今後も日台間の友好関係が深化し、共に地域の平和、安定、繁栄に貢献していくことを願っている」と語った。

外交部(中華民国外交部)も、高市首相の就任に対し林佳龍外交部長が祝意を表し、すでに在日代表処を通じて、新首相および新閣僚全員に対して祝電を送るよう指示したと発表した。

外交部は、台湾と日本が民主主義、自由、人権、法の支配など核心的価値を共有しており、長年にわたる双方の交流は緊密かつ活発であると述べた。価値外交、同盟外交、経済・貿易外交などの分野で多くの成果を挙げている。

特に高市首相は日本初の女性首相であり、卓越した見識とリーダーシップを備えており、常に台湾を力強く支持してきた人物である。新内閣の多くの閣僚も台湾との関係が深く、これまでにもたびたび訪台し、日台間の共通課題について台湾の各界と幅広く、かつ深い交流を重ねてきた。これらは、日台友好と協力の深化に資するものである。

外交部はさらに、「わが国は今後も、これまで築かれてきた日台関係の堅実な基盤の上に立ち、高市首相率いる新政権とともに、双方が関心を寄せるさまざまな分野において、互恵・互利の『包括的パートナー関係』を推進し、インド太平洋地域の平和、安定、繁栄にさらなる貢献を果たしていくことを期待している」と述べた。

鍾元