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中国 相次ぐ暴走・発火事故に不安広がる

勝手に走り出す電動バイク 中国で「無人運転騒動」【動画あり】

2025/10/24
更新: 2025/10/24

中国各地で電動バイクの「制御不能」事故が相次いでいる。最新の映像では、店先に止めていた電動バイクを人が押しただけで突然暴走し、勢いよく転がった。誰も乗っていないのに勝手に走り出す「無人運転」騒動が、ネット上で大きな波紋を呼んでいる。

10月16日夜、中国本土の店先で撮影された監視カメラ映像には、客が駐車した電動バイクを店主が少し動かそうとした瞬間、バイクが突如として前方に突進する様子が映っていた。店主の夫が再び押しても同じ現象が起き、二人とも転倒。最後に持ち主が戻ってきて試した際も、バイクは勝手に走り出し、柵に激突した。アクセルは右ハンドルにあり、左側を持っていた店主らの誤操作とは考えにくい。

 

(突然暴走した電動バイク、2025年10月16日)

 

こうした「押しただけで暴走する」異常現象は、これが初めてではない。4月には広東省の修理店で、店員が電源を切った電動スクーターを展示位置から動かそうと押していたところ、突然モーターが作動して急加速し、店内のバイクに突っ込む映像が報じられた。8月には安徽省で、高齢の女性が電源を切った電動バイクを手で押して駐輪しようとしていた際、モーターが勝手に作動し、無人のまま歩道へ突進した。いずれのケースもアクセル操作はなく、電子制御の異常が疑われている。

専門家の間では、急速に拡大した電動バイク産業で、安価な部品や未検証の電子制御が横行しているとの指摘がある。バッテリー発火に続き、今度は「勝手に走る」現象まで発生し、安全装置の不具合や制御系の欠陥を疑う声が高まっているが、メーカー側は沈黙を守ったままだ。

安全よりスピード、品質より利益。そんな開発競争のツケが、今や街中で暴走している。

 



走行中に突然「発火」する中国の電動バイク

危険な中国産「バッテリー」、走行中に突然「発火」する中国の電動バイク。 この手の中国製バイクや電動自動車が日本にもたくさん入ってきているが、酷いものだ。中国製と聞けば、バッテリー充電が心配で夜も寝られないという人もいるという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!