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コミー元FBI長官を起訴 トランプ大統領らは称賛

2025/09/26
更新: 2025/09/26

米司法省は25日、連邦大陪審が連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー元長官を偽証罪および妨害罪で起訴したと発表した。

連邦大審判は同日声明を発表し、コミー氏の容疑は「異常なレベルで公共の信頼に対する侵害である」と非難した。有罪となれば最長5年の禁錮を言い渡される可能性がある。

これを受け、トランプ大統領は25日にSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、今回の起訴を称賛した。「米国に正義がもたらされた!この国がこれまで直面してきた中で最悪の人物の一人が、元FBI長官であるジェームズ・コミーだ」と述べた。

また、「本日、彼は様々な違法行為に関して、大陪審によって2件の重罪で起訴された。長年にわたり我が国に大きな害をもたらしてきた彼が、今ようやく自国に対する犯罪の責任を問われる段階に入ったのだ」とも強調した。

ボンディ司法長官もXに投稿し、「誰も法の上には立てない。本日の起訴は、権力を乱用する者に対して責任を追及するという司法省の姿勢を示すものである。この件では事実に基づいて対応する」とコメントした。

パテル現FBI長官も同様の見解をXで示し、「長らく、腐敗した前任の指導者とその共犯者が連邦法執行機関を武器化し、かつて誇り高かった制度を傷つけ、国民の信頼を著しく損ねてきた」と指摘した。

政治的利用が最も「露骨だったのはロシアゲートの偽情報事件の際であり、これは歴史の恥ずべき章であり、我々は今も調査と暴露を続けている」とパテル氏は述べた。

最後に、「すべての人、特に権力の座にある者は、その立場に関わらず責任を問われる」「誰も法の上には立てない」と語った。

なお、ボンディ司法長官とパテル長官は、コミー氏の名前を直接は挙げなかった。

トランプ氏とコミー氏の関係は、2016年の大統領選挙を巡るロシアとの接触問題を契機に悪化。FBIは、トランプ陣営とロシア政府との間に不正な関係があったか否かについて大規模な調査を実施した。

検察当局はトランプ陣営とロシア政府との間に共謀の証拠はなかったと結論付け、2017年5月にトランプ氏はコミー氏を解任した。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。