政府は、インドに対して今後10年間で10兆円の民間投資目標を新たに設定している。各種報道機関が報じた。
石破茂首相は29日、29~31日の日程で来日する予定のモディ印首相と首相官邸で会談し、成果文書に新たな民間投資目標を盛り込む見通し。民間投資を後押ししたい考えだ。
2022年3月の日印首脳共同声明においても、岸田前首相が今後5年間で日本からインドに対し5兆円規模の投融資を実現すると表明していた。
また、日本とインド両政府は、経済安全保障の観点から重要物資の調達で連携を強化するため、「経済安保協力イニシアチブ」として正式に合意する予定。
半導体、鉱物資源、人工知能(AI)などを重点分野に定め、今後10年間の行動計画に基づいて企業間協力を後押しする方針で、両国の強みを結集し、中国依存を避けたサプライチェーンの構築をめざす。
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