8月2日、沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻は、およそ43時間、領海内を航行したあと、いずれも3日午後8時過ぎまでに領海から出た。NHKなどが報じた
そして4日午前0時20分ごろ、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海に、再び中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻はいずれも機関砲のような装備を携えており、日本の漁船1隻に接近しようとする動きが見られた。そのため、海上保安庁の巡視船が直ちに領海から退去するよう中国側の船舶に繰り返し警告したという。午前8時半過ぎには2隻とも領海を出たが、その後も海上保安庁の巡視船が接続水域で監視活動を継続している。
中国当局の船が尖閣諸島周辺の領海に侵入したのは今年に入って23日目であり、連続では259日目となっている。これは日本政府が2012年9月に尖閣諸島を国有化して以降、最長の連続日数の更新となった。尖閣諸島を巡る領有権を主張する中国側の動きが活発化する中、日本政府および海上保安庁は警戒と監視の強化を続けている。
なお、現時点で中国側から本件に関する公式な声明は出ていない。今後も両国間の緊張緩和に向けた対話と、冷静な対応が求められる。
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