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米海兵隊員が沖縄で負傷女性を救助 「気にしないでください、人助けは当たり前」

2025/07/18
更新: 2025/07/18

沖縄県北谷町のアメリカンビレッジで6月7日(土)、在日米海兵隊第三海兵遠征軍(III MEF)情報群第5航空艦砲連絡中隊(ANGLICO)所属のブレイディ・シムズ二等兵とライランド・ソイヤー上等兵が、負傷した地元女性の救助にあたった。在日米海兵隊公式ウェブサイトによると、事件は二人が海沿いを歩いていた際、地元の女性が消波ブロックから滑っておよそ5メートル下に頭から落下し、負傷したことから始まった。

シムズ二等兵は状況を確認後、即座に女性のもとへ飛び降り、自身のシャツを使って頭部の出血箇所を圧迫し止血を試みた。女性は激しい痛みを訴えており、家族に救急車要請を依頼するとともに、周囲の人々には氷の手配を指示した。シムズ二等兵は「基本的なファーストエイド訓練を受けていたので、女性の救護ができると感じ、自分たち以外に彼女を助けられる人が見当たらなかったので、すぐに駆け寄っただけです」と当時の状況を振り返る。ソイヤー上等兵と連携し、救急隊が到着するまで女性を見守りながら、頭部外傷の兆候を慎重に観察し続けたという。

救急隊に女性の容体を細かく説明した後、女性の家族から深い感謝を受けた。家族は「このご恩をどうお返しすればよいか」と繰り返し尋ねたが、シムズ二等兵たちは「気にしないでください。人助けは当たり前のことです」と答えたという。

今回の事例について在日米海兵隊は、公式ウェブサイトの記事で、海兵隊の「国が呼べば最初に戦いに向かい、必要なときには最初に支援に向かう」という精神が現れたとコメントしている。

エポックタイムズの速報記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。