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日米比外相会合 協力強化と法の支配確認

2025/07/11
更新: 2025/07/11

7月10日、マレーシアで開催されたASEAN関連外相会議にあわせ、日本の岩屋毅外務大臣、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官、フィリピンのマリア・テレサ・ラザロ外務大臣による日米比外相会合が行われた。会合は現地時間19時15分(日本時間20時15分)から約30分間実施された。  

7月10日(日本時間同日)、ASEAN 関連外相会議に出席するためマレーシアを訪問中の岩屋外務大臣は、マルコ・ルビオ 米国 国務長官及びマリア・テレサ・ラザロ・フィリピン共和国外務大臣と日米比外相会合を行った。(提供 外務省)

冒頭、岩屋大臣とルビオ長官はラザロ外相の就任を祝福し、三か国の外相が初めて一堂に会する意義を強調した。三大臣は、6月に鹿児島で実施された日米比海上保安機関の合同訓練をはじめ、近年の日米比三国協力が着実に進展・強化されていることを確認し、今後もこの流れを維持する重要性を指摘した。

また、7月12日で比中仲裁判断から9年となることを念頭に、三大臣は東シナ海および南シナ海の現状について意見を交換した。力や威圧による一方的な現状変更の試みに反対し、法の支配を守り、航行の自由を確保することの重要性を再確認した。

ラザロ外相は、本年秋までに日米比海洋協議の開催を提案し、他の二大臣もこれを歓迎した。さらに三大臣は、ルソン経済回廊での協力を通じてインフラや情報通信、重要鉱物を含む資源のサプライチェーン強化を進める方針を示した。加えて、サイバーや民生原子力分野でも協力を深めることが安全保障面での連携につながるとの認識で一致し、今後も三か国で具体的な協力を進めていくことを確認した。

エポックタイムズの速報記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。