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印パ衝突の際 中共がパキスタン側に即時情報を提供

2025/07/07
更新: 2025/07/07

インド陸軍副参謀総長のシン中将が明らかにしたところによると、今年5月の印パ国境での衝突の際、中国共産党(中共)はパキスタン側に対してリアルタイムに情報を提供し、インドの重要な軍事目標を攻撃する支援を行っていたという。

シン中将は、こうした脅威に対応するため、防空システムの早急なアップグレードが必要であると強調した。

7月4日、ニューデリーで開催された国防産業会議において、シン中将は、印パ衝突について懸念を示し、インドは実質的に二つの敵と同時に対峙していると述べた。シン中将は「パキスタンは衝突の最前線で攻撃を仕掛け、中共はあらゆる形で支援を行っている」と語った。

また、シン中将はインドとパキスタンが軍事作戦局長レベルで交渉していた際、パキスタン側はインド軍の一部部隊の行動準備に関する即時情報を把握しており、これらの情報は中共から提供されたものだったと明らかにした

印パの衝突が発生している際も、中共はパキスタンに対して投資や財政支援を継続している。停戦後には、中共の外相がパキスタンの外相と会談し、パキスタン側のいわゆる主権と領土の完全性の維持を支持することを約束した。

今年5月、インドとパキスタンの間で数十年来で最も激しい衝突が発生した。両国はミサイル、無人機、大砲を用いて激しく交戦し、4日間にわたる戦闘の末、アメリカの仲介によって停戦に合意した。