米軍はイラン国内の核関連施設3か所を空爆した。これを受けて、CNNは空爆の効果に疑問を呈する記事を相次いで掲載し、6月24日には国防情報局(DIA)から漏えいした報告に基づき、「空爆はイランの核計画を数か月遅らせただけにすぎない」と報じた。
トランプ大統領は「CNNはひどいものだ。MSNBCも同様で、ニューヨーク・タイムズも例外ではない。虚偽の情報を流す記者たちは、悪意に満ちており、精神的にも異常だ」と述べ、強く反発し、CNNに対して米軍への謝罪を求めた。
25日にはNATO首脳会議の期間中、閣僚らとともにCNNなど報道機関による「虚偽報道」を厳しく批判した。
トランプ氏はまた、イランの核施設を爆撃した米軍パイロットたちの卓越した能力を称賛し、目標を正確に破壊した点を強調した。
トランプ大統領は24日、オランダに向かう直前にもCNNとMSNBCに対して謝罪を改めて要求した。
トランプ大統領は「CNNはB2爆撃機のパイロットたちに謝罪すべきである。MSNBCも同様に謝罪すべきだ」
ルビオ国務長官も「転換施設がなければ核兵器の製造は不可能だ。今回の空爆の後、私たちは地図上に示されたその施設の跡を確認することができなかった。すべて破壊され、痕跡すら残っていなかったからだ」と述べ、NATO首脳会議の場で、CNNの報道に対して明確に反論した。
さらにルビオ長官は、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長が声明を発表し、「空爆によってイランの核能力は壊滅的に低下し、現在は1週間前と比べてはるかに劣る水準にある」と明言したことを紹介し、次のように述べた。
「CNNが引用した匿名の関係者は、情報を読み取りながら内容を歪めて報道する職業的な破壊者だ。こうした行為は明確に違法であり、故意に虚偽の手段で国民を誤導している。もし空爆が無意味だったのであれば、イランは交渉のテーブルに着くことなどなかったはずだ。空爆の結果はまさに徹底的な壊滅であり、イランの現在の立場は極めて劣勢にある」
ピート・ヘグセス国防長官もまたCNNの報道を否定し、CNNが引用した報告書は初期段階の不完全な予備評価にすぎないと断言した。
「CNNやニューヨーク・タイムズは最初から、勝利の事実を歪曲し、トランプ大統領や米国の正当性を傷つけようと画策していた」
ヘグセス国防長官は、この違法な情報漏洩に対して、既に対応を進めていると明言した。
「我々は現在、連邦捜査局(FBI)と協力してリーク元の特定と調査を進めている」
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