5月6日、広東省中山市にある大手EVメーカー「BYD(比亜迪)」の工場の大門が、突如崩れ落ち、下敷きになった従業員が負傷する事故が発生した。
現地の映像によれば、門は雨の中で真っ二つに裂けて倒壊した。
問題視されたのはこの門は「わずか数か月前に完成したばかりの新築モノ」だった点だ。
(崩落現場の様子)
今回の大門崩落事件でBYD社の品質に対する批判が一気に噴き出す形となり、ネット上では「車のコスト削減だけでなく、大門までも手抜きとは」、「これは明らかな内部腐敗の証」といった非難の声が殺到した。
なかでも「また雨のせいにしないだろうね?」といった皮肉が目立った。なお、「雨のせい」というのは、中国当局は建物の倒壊事故の原因を、よく「悪天候」や「自然災害」のせいにしてきた前科が過去に多数にあったからである。
例えば、2023年7月に中国黒竜江省チチハル市の中学校で起きた体育館の屋根崩落事故では、当局は「雨のせい」にした。
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