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台湾の退役パイロット ミサイルの機密を中共に売り渡す 台湾の検察が起訴

2025/03/12
更新: 2025/03/12

メディアの報道によると、国軍の退役飛行士である史濬程が台湾での組織発展に関与し、空対地の雄Ⅲミサイルなどの機密情報を中国共産党(中共)に渡したとしている。台湾国防部は、これが中共の台湾への浸透攻撃が未だに続いていることを示していると指摘した。

「鏡週刊」の報道によれば、国軍空軍の少校退役飛行士である史濬程は、現役軍人に接触して情報を探ろうとした。2021年、彼は空軍戦術管制センターの迎撃管制官である許展誠に接触し、国軍の演習データや国防部が中国科学院(中科院)に委託した艦載雄Ⅲミサイルの改良、中共軍が台湾に対して行う軍事行動に対する国軍の対応方法や処理手順などの機密文書を提供させた。

台湾国防部は12日、ニュースリリースを発表し、政戦局が2023年1月に官兵からの通報を間接的に受けたことを明らかにした。「史」という姓の男性がアメリカのシンクタンクの職員を装い、現役の軍人に接触しようとしたとのことだ。国防部は直ちに国家安全局に通報し、憲兵指揮部と連携して特別調査を実施した。2024年8月には、高等検察庁台中分署に対して捜査を指揮するよう報告した。

国防部は、本件は迅速に捜査され、司法当局に捜査を依頼し、被害を軽減するために事前に管理措置を講じたと表明した。 高等検察庁台中支局は、国家安全法、国家保安法、汚職取締法違反で起訴した。

国防部は、現在の安全情勢を考慮し、中共による台湾への浸透攻撃が止まっていないことを強調している。少数の官兵が反逆行為を行った場合、国民からの非難を受けることになるだろう。また、敵のスパイ活動を積極的に防止するために、国軍は継続的な防衛教育を行い、官兵の防衛意識と愛国心を高めることを目指している。さらに、国家安全情報チームと密接に協力し、統合的な防衛機能を発揮し、国家の安全性を向上させることを目指している。

鍾元