きょうは、クリスマス。お隣の中国では、今年もクリスマス「封印中」である。
封印の理由は「宗教的な色彩を強く帯びた西側の祝日だから」、となっている。
同国官製メディアをはじめ、各大手メディアは「12月24日はクリスマスイブではなく、『長津湖戦闘(長津湖の戦い・ちょうしんこのたたかい)』の勝利74周年記念日」とアピールするなどして世論を「愛国」のほうへ持っていこうとする。
各地の学校などをはじめ、「クリスマスの飾り付けや関連イベントの開催を禁ずる」内容の通達が事前に出されているなか、実際に飾り付けをしているのが見つかると、装飾品の撤去、そして朝鮮戦争中の中国軍と国連軍の戦闘を描いた映画『長津湖の戦い』への鑑賞を勧められたという店も出ている。
.
これぞ「末法の世」 現代中国の僧侶たち
現代は「末法(まっぽう)の世」だといわれるなか、中国のほとんどの寺院は「(共産党)党の寺院」と成り下がっている惨状がある。
近年、仏法修練の場である寺院が金儲けに走ったり、「美女に囲まれて、高級車を乗り回す僧侶」のニュースがたびたび報じられている。彼らのあまりのひどさに、国民の嫌悪感が高まっている。
SNSにも、俗世を捨てて「断欲」したはずの僧侶たちが見せる「本来あるべからざる姿」を映した動画が、しばしば投稿されてきた。
関連動画については「僧侶までがこの有様では、まさに末法の世だ」と嘆く人もいれば、まことに達観的な「党の指導を受ける寺の僧侶だから、べつに驚かないよ」といった「悟り」の境地まで、幅広くコメントが寄せられている。
その指摘の通り、今の中国では「全てが党のためにある」。そのため、仏教の寺院や道教の道観でさえも、中国共産党の魔性の浸透は避けられないという。
中共高官が平気でやっていることは僧侶もやる。つまりは女犯であれ邪淫であれ、守銭奴になることであれ、中国の宗教界の重鎮から末端の寺の僧侶まで、総じて例外はないのだ。
もちろん、真面目に(?)お勤めをしている寺院や僧侶も一部にあることは留保しておきたい。
(僧侶たちが、中国国旗を無気力に振りながら歌うのは「没有共産党、就没有新中国(共産党がなければ、新中国はない)」)
(どの寺であるかは不明だが、僧衣を着た者たちが狂気の宴を催している。もはや「地獄の光景」にしか見えない)
(チベット仏教の寺。お経を唱えながら「札束」を投げ渡している。ここも、かなり中共に毒されたらしい)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。