「中国のハワイ」とも称されている中国の最南端に位置する島・海南省は10月30日、ダムの人為的放流で大洪水が発生した。
洪水がようやく引いて数日も経たないうちに、同省瓊海市(けいかい-し)では4日に再度大雨に見舞われ、多くの町はまたも水に浸かった。市内の幼稚園・小中学校は急きょ休校となった。
洪水後、「前回の大洪水を引き起こしたダム放流は予告なしだった」
「当局は被災状況に関する情報の封鎖を行っている」と多くの被災民は訴えている。
瓊海市で店を経営する張さんは、NTD新唐人テレビの取材に対し、「これは天災ではない。政府のせいだ」と訴えた。
「上流に位置する多くのダムが同時に放流を行った。予告なしだった。10月30日午前4時、付近の水深は2メートルに達した。店の1階は水に浸かり、100万元(約2150万円)以上の損失が発生した」
「繁華街の通り(銀海路)の店は全部水に浸かったよ。いま、被害を受けた市民は陳情をしている」と張さんは憤慨する。
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