社会問題 危険な中国産「バッテリー」

走行中に突然「発火」する中国の電動バイク

2024/10/14
更新: 2024/10/14

10月7日夜、広東省深セン市の交差点で、フードデリバリー配達員が乗る電動バイクが突然炎上し、運転手の配達員は車を乗り捨てて命からがら逃げ出した。

事故の目撃者によれば、付近市民は消火器を持って現場に駆けつけ、後に消防車も来た。運転手の男性はやけどを負い、病院に運び込まれたという。

発火原因について、現地消防当局は8日、「調査中であり、調査結果は当事者に通知するが公表はしない」と伝えている。

 

(現場の様子) 

 

ハンドルのアクセルを、握るだけで走行し、免許も不要の「電動バイク(電動スクーター)」は特に交通渋滞が悪化する都市で生活する市民にとっては、日常生活に欠かせない存在となっているが、品質に問題のあるバッテリー(多くがリチウム電池)が、充電中や走行中に発火する事故はあまりにも多いのが現実だ。

関連ニュースをめぐり、「電動スクーターの充電中、走行中の発火事故は過去に無数に起きているのに、なぜ問題解決されないのか」といった怒りの声がまたしても広がった。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!