地区シリーズ第2戦 観客の妨害で試合中断 新庄監督が苦言

2024/10/07
更新: 2024/10/08

7日行われたパドレス対ドジャーズの試合途中、観客がスタンドから次々と物を投げ込み、試合が一時中断し、場内は騒然とした。こうした観客の行動に日本ハムの新庄監督が苦言を呈した。

昨日の地区シリーズ第1戦目は両チームとも点を取っては逆転するというシーソーゲームを繰り広げ、ドジャーズが7対5で勝利し、初戦を取った。2日目となった7日の試合はダルビッシュ・有と大谷翔平という日本を代表する元日本ハムの2人のエースが大リーグのポストーシーズンで投げ合うという夢の対決となった。

試合は昨日の敗北のお返しとばかりにパドレスは初回から1点先取し、幸先の良いスタートを切った。その裏、大谷が三振したあと、2番手のベッツが観客席に飛び込んだあわやホームランという打球をレフトのプロファー選手がスーパーキャッチし、ホームランをもぎ取った。

ドジャースは2回にも無死満塁としたが、エドマンの一塁線へ強烈な当たりをファーストのアラエスが好捕して併殺となり、1点止まりとなった。その後、ドジャースは、4回裏にはドジャースのフリーマンが右翼へのライナー性の当たりを打ったが、今度はライトのタティスJr.が好捕、6回にはドジャースのヘルナンデスのセンターへの打球をパドレスのセンターのメリルがジャンプして好捕し、ドジャースはことごとく反撃の芽を潰された。6回、逆にパドレスは追加の1点を奪った。こうした試合展開にドジャースファンのフラストレーションも溜まっていたのかもしれない。

7回表、ドジャースの攻撃が始まる前に左翼席からプロファーに向かってボールが投げ込まれ、その後スタンドから空き缶なども投げ込まれ、試合が約10分間中断する異常事態に陥った。

ダルビッシュ有は試合後のインタビューで7回の中断の事を質問され、これまで経験したことがない事で、とにかくこのイニングに点を与えないことをすごく意識したと答えた。

この北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、同日、自身のインスタグラムで「ドジャースvsパドレス」のファンの行為に新庄監督は「ドジャースvsパドレスのとてもいい試合で(ダルビッシュ)有が投げてる時にドジャースファンが選手に目掛けグラウンドにボールを投げたり、缶ビールみたいな物を投げ試合が中断してしまい 有のモチベーションを壊してしまってる事に腹が立って仕方がない」と苦言を呈した。

その裏、パドレス打線は3点を入れ、ドジャースを引き離し、パドレスは10対2でドジャースに勝利した。