中国山東省済南市商河県で19日、建築労働者の男性が、給料の支払いを求めて土下座をし、懇願した。
この労働者が働いた建築プロジェクトの名は「国投玖和府」、男性は「給料が欲しい」と声高に叫んだ。
経済が悪化している中国では労働者への給料の支払いを出し渋る、あるいは資金が底を尽いたために払えないケースが各地で頻発しており、華人圏のSNSでは「給料の支払いを求めて抗議する労働者たち」の投稿があふれている。
なかには、「給料を払ってくれ。さもなければ飛び降りる」と言って、労働者たちがビルの屋上に座り込む光景ももはや珍しいものではなくなった。
しかし、だからといって彼らは、本当に死にたくて屋上にいるのではない。きちんと働いた分の給料をもらって、親や家族を養い、最低限の生活をしたいだけだ。しかし、もらう権利があるはずの給料が、すでに何か月も支給されていないのである。
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