経済産業省、台風10号による広範囲被害を報告 – 九州地方中心の停電と浸水被害

2024/08/30
更新: 2024/08/30

齋藤健経済産業大臣は、本日の記者会見において、台風10号による被害状況を発表した。特に九州地方において広範囲に渡る影響があったことを報告した。以下は8月30日7時現在の詳細。

停電情報】 九州地方を中心に、約12万8千軒が停電した。電力会社は復旧作業員約3万名を投入し、夜間も含めて迅速に復旧を進めているが、一部地域では作業に時間がかかっており、住民の生活に大きな影響が出ているとの声が上がっている。

浸水被害と土砂災害】 台風に伴う豪雨により土砂災害が発生し、多くの家屋や道路が水に浸かっている。被災地域の範囲や浸水の深さ、土砂災害の規模はまだ全て把握されていない状況であるが、多くの地域で緊急避難指示が出された。

【人的被害】 現在、台風による人的被害の報告があるが、詳細な数字や状況はまだ確認中である。救助活動は被災地で継続されており、大臣は被災した人々に深い哀悼の意を表し、見舞いの言葉を述べた。

【インフラに関して】 都市ガス、LPガス、製油所、油槽所、ガソリンスタンド等のエネルギー関連のインフラ施設に関しては、現時点で供給に問題が生じているとの報告はないものの、今後の動向には注意が払われている。

【物流と小売の状況】 物流の遅れや小売店の一時閉店などが報告されており、日常生活に必要な品々の供給や流通に影響が出始めている。これに対応し、経済産業省は支援物資の迅速な配送を指示し、被災地域への速やかな物資の輸送を進めている。