中国浙江省を流れる河川「銭塘江（せんとうこう）」で撮影された、壮大な現象が現地の撮影家によって記録され、話題になっている。

「バタフライ潮（蝴蝶潮）」と呼ばれる特異な現象を11日、偶然に撮影した。交差した潮水が太陽の光に照らされて銀色に輝き、まるで銀色の蝶々のように見えるという。

撮影者の郝さんによると、「この現象は交叉潮といって、潮水の形は毎日違うのです」

SNSには「この壮大すぎる大自然を目の前にして、魂が震えた」といった感嘆の声が数多く寄せられた。

「銭塘江」では、河口に入る潮波が、垂直壁となって河川を逆流する現象「潮津波（しおつなみ）」という特異な現象が発生することで有名だ。

そのため、この河は中国の多くの古典文学作品にも登場しており、中国の国家級風景名勝区に認定されている。

（銭塘江で撮影された特異な潮現象、「巨大な銀色のバタフライ」、2024年7月11日撮影）

（銭塘江で撮影された特異な潮現象、「巨大な銀色のバタフライ」、2024年7月11日撮影）