中国 「堂々とできない理由はなにか?」

食用油問題が炎上中の中国 ブルーシートで覆ったタンクローリーが物議醸す

2024/07/17
更新: 2024/07/17

行きは液体燃料を積載し、荷下ろしした後、帰りは食用油を積んで帰る。しかも経費と時間がもったいないから、タンク洗浄はしない。石油用のタンクローリーを食用油の輸送にも使っていたことが分かり、中国社会はこの話題で騒然としている。

そうしたなか、車体をブルーシートで覆い隠したタンクローリーの姿を捉えた動画がネットに流出し、これがまた話題になっている。

「何を隠したいのか?」「問題をなかったことにしようとしているのか」「これが解決法だというのか、もう救いようがない国だ」

騒動の後、中国共産党当局は「調査への介入」を発表しているが、中国の貨物車運行関連アプリ「発貨幇」のタンクローリーなど中国の貨物車を追跡できる機能が突然停止された。

このほか、事件を最初に報道した中国メディア「新京報」の記者・韓福濤氏の複数のSNSも封殺に遭っており、本人も行方不明になっている。

「韓記者は当局による口封じに遭った」と信じる人も多く、「中国の闇を最初に暴いた人は良い死に方をしない」「この国は問題解決するより、問題提起する人を解決する」といった非難が殺到している。
 

(カバーを付けるようになった中国のタンクローリー)

 

関連記事

液体燃料と食用油を「混載」 中国「タンク車」の恐怖(こちらをクリック

「国産油は信用できない!」 輸入油や家庭用搾油器が飛ぶように売れる=中国(こちらをクリック

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
関連特集: 中国