海上自衛隊、中東海域での監視活動を強化 

2024/06/15
更新: 2024/06/15

日本海上自衛隊は、中東地域における航海の安全確保と地域の不安定さに対応するため、オマーン湾とアラビア海での監視活動を強化している。

特に海賊対処や船舶の安全確認を含む情報収集のため、航空隊と水上部隊が積極的に活動しており、これまでに数万隻の船舶が確認されている。

6月14日、防衛省統合幕僚監部は、中東地域における日本の関連船舶の安全確保を目的とした海上自衛隊の活動報告を公表した。

報告では、特にオマーン湾やアラビア海北部における海賊対処行動を含む情報収集について、5月の活動が総括されている。

水上部隊は、主にオマーン湾とアラビア海北部の公海で活動し、合計で370隻の船舶を確認。これにより、派遣されて以来の累計確認船舶数は9万1053隻に達した。

航空隊もアデン湾とアラビア海北部の西側の公海で活動を展開し、529隻の船舶を確認。累計では8万3537隻が確認された。

統合幕僚監部は、こうした活動により、中東地域での日本関係船舶の安全が一層強化されると述べた。