5月5日、中国共産党の党首である習近平はフランス訪問を開始し、エリゼ宮でマクロン大統領と会談を行った。
その際、持参した黒いストロー付きの水筒が目立ち、注目を集めた。一部のアメリカのブロガーは、習近平が毒物に対する警戒心からこの行動を取ったのではないかと推測している。
中国中央テレビによると、5月6日午前、マクロン大統領はエリゼ宮で欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長と共に習近平と会談し、午後には再び習近平と会談した。
映像では、他の参加者がガラスのコップを使っている中で、習近平は黒いストロー付きの水筒で水を飲む様子が確認できた。さらに、マクロン大統領とフォンデアライエン委員長との三者会談でも、同様の光景が見られた。
アメリカでサブスタックブログを運営するjinpeili氏は「習近平は毒物への警戒や何らかの仕込みを恐れているのではないか? エリゼ宮の厳重なセキュリティにもかかわらず、水を飲む際には慎重なようだ」と述べている。
習近平が中国共産党の党首に就任して以来、党の重要な会議で初めて男性スタッフが採用された。これは緊急事態において、彼らが迅速にボディーガードとして対応するためだと考えられる。
公式会合での習近平の座席前には特別に2つの茶杯が設置され、専門スタッフが彼のためだけにお茶を注いでいる。こうした特別な配慮から、習近平が毒殺リスクに対する警戒心を常に抱いているという見方が広まっている。
5月5日、習近平がパリに到着した際には、警護を担当する中央弁公室の蔡奇主任が先頭で飛行機を降り、外交部長の王毅外相や大使の盧沙野大使が続いた。習近平の訪問先では、中国共産党の大使館関係者だけでなく、多くの抗議者も集まっていた。
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