相次ぐ突然死  心筋梗塞が中国で増加

2024/05/08
更新: 2024/05/08

中国では感染症が増加し続けており、5月の連休には、多くの地域で病院が外来患者であふれ返る事態が発生している。

市民の間では、最近、心筋梗塞の発症者が増えているとの指摘が相次いでいる

北京の住民である王さん

「病院のベッドは不足しており、廊下で寝かされる患者もいる。特に呼吸器系や脳血管系の疾患が増加している状況だ」

山東省の市民がSNSに、4月30日の健康診断で異常が見られなかったにもかかわらず、60歳前の父親が突然死亡したと投稿し、その原因が中共のウイルスではないかと疑問を投げかけている。

吉林省の住民、楊さん

「60歳以上の人の急死が報告されている。新型コロナウイルスワクチンの接種が関連しているという話もある」

多くの市民がこの投稿に反応し、自分の親も最近心筋梗塞で亡くなったと報告している。さらに、今年3月に15歳の生徒が突然死したという悲しい報告も寄せられている。
 

武漢の住民、陳さん

「私の知り合いの中にも、心筋炎や心筋梗塞で亡くなる人が増えている。特に50代や60代の人だ」

5月1日、SNS上で一人の市民が、1983年生まれの若い従妹が、5月の連休中、家族と一緒に健康診断を受ける予定だったにも関わらず、突然亡くなったと投稿した。

ウイルス・疫学専門家 董宇紅氏は現在の中国の感染状況について以下のように述べている。

「中国における新型コロナウイルスの感染は、実際には中断することなく継続している。このウイルスは心筋や血管に侵入し、炎症を起こし、血液の凝固を妨げることで血栓を形成しやすくする。特に、脳血管に血栓ができた場合、脳梗塞のリスクが高まる」