2024年 新年のご挨拶 希望への道「疫病と人類の覚醒」

2024/01/01
更新: 2024/01/01

新年を迎えるこの時期は、普通なら喜びと祝福でいっぱいのはずです。しかし2019年の終わりに中国で初めて現れた中共ウイルス(COVID-19)の影響で、世界は疫病に襲われ、数多くの命が失われました。それ以来、新年の喜びは影を潜め、年末年始は以前とは違ったものとなっています。

2023年、一度は収束しつつあったパンデミックが、年の瀬になって再び深刻化しました。新たな形に変わったウイルスが世界中で広がり、人々はまたもやパニックと混乱、無力感に陥っています。中国からは、すでに多くの死者が出ているとの情報が漏れ伝わってきています。しかし3年前と同様、中共は真実の感染状況を隠蔽しています。私たちは再び2019年から始まったパンデミックと同じ道を歩もうとしているのです。どうすればこの危機を乗り越えられるのか、答えは見つかっていません。

実は、東洋と西洋の人類の歴史は、古くから疫病について深く理解していました。歴史を鑑にすることで、新たな洞察を得ることができます。

 

東西の疫病から学ぶ「教訓と啓示」

西洋の伝統では、疫病は神が人間に下す罰と考えられています。聖書では60回以上疫病に言及しており、疫病は神の罰であり、神に背き、道徳を捨て、人間性が堕落した人々を罰するものだと明確に述べています。

中国でもほぼ同じ認識があります。道教の陳摶老祖は「心相篇」で「疫病は運数によるものではなく、地を呪い天を罵ることから生じる」と述べています。つまり、人々が天地の神々を冒涜し、尊重しないことが疫病の根本的な原因であるということです。

2000年以上前、古代ローマ帝国の暴君は神の信者であるキリスト教徒に対して残酷な迫害を行いました。多くの人々は嘘を信じ、沈黙するか、あざ笑うかでこの迫害の片棒を担いでしまい、結果として4度の疫病の大流行を引き起こし、かつて無敵と思われた強大な帝国は完全に崩壊しました。

歴史書によると、最終的に人々は困難の中で目を覚まし、街に出て暴君による信徒への迫害を非難し始めました。そして、これまで迫害に沈黙して見て見ぬふりをしたり、悪行に加担したりしてきた罪を神に懺悔しました。すると、最終的に疫病は完全に消え去ったと記録されています。

紀元前430年頃、古代ギリシャ人は多くの人々が道徳を失い、堕落の道を歩み、富裕なアテネ人は浪費を常とし、欲望に任せて生き、淫乱、近親相姦、同性愛は流行と見なされていました。こうした広範囲にわたる人々の道徳の崩壊が、アテネに疫病をもたらし、そして疫病はまるで目を持っているかのように、アテネ人を目掛けて襲い掛かりました。

1633年、ヨーロッパを席巻した黒死病は、ドイツ・バイエルン地方の村、オーバーアマガウを襲い、村の家庭の半数以上が家族の誰かを失っていました。村人たちは恐怖の中、神を思い出し、神に祈り始め、誓いを立てました。もし黒死病から逃れることができたら、毎年「イエスの受難劇」を上演して感謝を捧げると。すると不思議なことに、村人たちが誓った途端、黒死病は村から消え去りました。

中国の東漢時代に、道教三祖の一人である張道陵がいました。彼は、疫病が広まっていた東漢の末期に、簡単な方法で何十万もの人々をその病から救いました。彼は病気にかかった人たちに、これまでの人生で犯した過ちを一つずつ思い出して書き留め、それを水に投げ入れるようにと言いました。また、これらの過ちを二度と繰り返さないと神々に誓うように言いました。そうしなければ命を失うかもしれないと警告したのです。人々はその教えに従い本当に病気が治り、多くの人々がこれを真似て行った結果、疫病は消え去ったのです。

これらの歴史の教訓は、心から神を敬い、罪を悔い改めることで、救われることを教えています。

 

現在の疫病は、一体何が原因で発生したのでしょうか?

中共ウイルスは中国から発生しました。その根本的な原因は、中国共産党が中国で権力を奪取してから70年以上の間、伝統文化を敵視し、神仏の信者を迫害し、寺院や道観を破壊し、天と地に戦いを挑み、神仏を呪い、無神論を公然と推進し、8千万以上の中国人を殺害したことにあります。

1999年、中国共産党は法輪大法及びその修煉者である法輪功学習者に対する残酷な迫害を開始しました。この迫害は「名誉を汚し、経済的に遮断し、肉体的に消滅させる」、「殴打して死亡させても自殺と見なす」という絶滅政策を実施し、法輪功学習者からの生体臓器収奪を大規模に行い、「この星における前例のない罪悪」を犯しました。この迫害は今なお24年間続いており、未だに終わっていません。多くの民衆が中国共産党の偽りの言葉に毒され、無意識のうちに、この迫害を助長する役割を果たしています。

同時に、中国共産党は利益と嘘を駆使して世界を誘惑し、欺き、その結果、多くの国々がこの大罪に対して沈黙を保っています。この状況は、古代ローマ帝国がキリスト教徒を迫害したことに似ていますが、その影響は全世界に広がっています。現代の人々は、神を信じたり敬ったりすることが少なくなり、欲望に溺れ、道徳を忘れて混乱しています。このため、冷淡さや自己中心主義、性的な乱れや倫理的な混乱が広がっているのです。

そこで、中共ウイルスが爆発し、世界中に広がりました。2020年の全世界の疫病に関する大規模データ統計分析によると、疫病が世界中に広がる経路は追跡可能であり、常に中共と密接な関係を持つ国家、都市、組織、個人に沿って広がっていったことが分かります。そして、共産党との関係が深いほど、その地域の疫病の状況は深刻でした。中共の「一帯一路」構想は「疫病を広げる道」となったのです。

天は理由なく災いを降らせることはありません。私たち人類は、その原因を深く反省する必要があるのではないでしょうか。

 

法輪大法創始者・李洪志大師が天機を明かす

天はもともと生きとし生けるものを慈しむ徳を持っていて、神や仏は常に人類の救済を忘れてはいません。疫病は人々に対する罰でもあり、同時に警告でもあります。2020年初頭、法輪大法の創始者である李洪志大師は『理性』という文章で慈悲深く説いています。「しかし、今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」と。

年齢にかかわらず、中共やその関連組織に所属している人、または共産党を支持する思想を持つ人は、大きな危険に直面していると予測されます。

ですから、中共から距離を置き、党や団体、組織から脱退することが大切です。心から「法輪大法好、真善忍好(法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい)」という九字真言を唱えることは、問題を解決する効果的な方法で、多くの人がこれによって健康を取り戻しています。また、神仏に対して今までの過ちを深く反省し、改めることが必要です。神仏への真の信仰を持つことが、困難な時期を安全に乗り越えるための鍵となります。

人々が完全に目覚め、救済を得るために、法輪大法の創始者である李洪志大師は昨年2023年1月に再び天機を開示し、文章『なぜ人類はいるのか』によって、全ての生命に向けて慈悲深く法を説かれ、人類の真実を全面的に明らかにされました。

2024年の新年を迎えるにあたり、皆さんに大法の恩恵をお届けしたいと思います。このメッセージを読んでいただき、神の祝福と恩恵を再び受け取っていただきたいと願っています。疫病の苦しみから完全に解放され、新年の喜びと平和を迎えることができますように。

 

法輪功創始者発表「なぜ人類はいるのか」

令和六年 元旦

大紀元 エポックタイムズ・ジャパン