中華民国副総統候補の蕭美琴(しょう びきん)氏は、台湾独立派の形成に最も積極的なのは北京当局だと語った。
長年にわたり、毎回の大統領選挙に中国共産党(中共)による干渉が見られる。蕭氏は、民主主義は台湾の最も重要な資産であり、台湾の民主主義の強靭性を維持することは共通の目標であるべきだと強調した。
中共が2024年大統領選に干渉
前駐米代表の蕭美琴氏は4日、頼清徳(らい せいとく)氏の副総統を引き受けたきっかけについて「駐米代表としての役割は非常に堅実で着実な米台関係を構築することであり、いかなる紛争も克服する方法を見つけなければならなかった。この役割には慣れていたが、日々の政治的な攻撃と防御の渦の中に入っていく精神的な準備はまだできていなかった」と語る。
台湾の政治情勢の変化や多くの有権者の期待を受け、加えて政界で中共による選挙干渉がみられる。台湾の自由と民主主義の安全を守るために、蕭美琴氏には、頼清徳氏の副総統になることを拒否する余地はもうなかった。
中共国務院台湾事務弁公室が、頼清徳氏と蕭美琴氏の「頼蕭ペア」は「台湾独立派ペア」だと述べた。蕭氏は、「私たちがどのように組むかは台湾人が決めることだ」とし、中共は台湾の民意を理解しておらず、選挙についてもあまり理解していないと指摘した。
蕭氏は、もし中共政府が耳を傾け、台湾人の意見を理解することができれば、攻撃的な言葉や台湾に対する様々な圧力をかけ、武力による威嚇を行うことは、実際には台湾の人々をますます遠ざけていることに気づくだろう、と述べた。
厳密に言えば、台湾人を独立派に仕向けることに最も積極的なのは、実は北京当局なのだ。なぜなら、彼らのやっていることは好かれることではなく、嫌われることだからだ。
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