習近平氏が怖れる自らの暗殺を示唆する予言(1) 

2023/09/03
更新: 2023/09/04

習近平氏が暗殺の標的になる」

その可能性を示唆した中国古来の予言が存在するという。習近平氏もこの予言を熟知しており、習近平氏自身もそれが現実となるのではないかとの不安を抱いていると言われている。 

最近の習近平氏の一連の行動には、異常性が指摘されるものがある。例えば南アフリカで開催されたBRICS会議では、習氏は経済指導者のスピーチを欠席した後、帰国しても官邸には戻らず、空港から新疆へと向かった。更に、習氏が重視しているとされるG20サミットへの欠席も噂されている。

ロイター通信は、習近平氏がインドのニューデリーで開催される予定のG20首脳会議を欠席する見通しだと8月31日に伝えた。この首脳会議は9月9~10日にかけての日程で開かれる予定だ。 

このニュースは驚きをもって受け止められている。彼はこれまでG20を高く評価し、中国共産党の公式メディアによれば、2013年以降、G20首脳会議には連続して出席しており、昨年11月に習近平氏が参加した初めての大規模な国際会議も、インドネシアのバリでのG20会議であった。 

そのため、彼の健康状態や他の理由での欠席の真相が注目されている。

中国問題の専門家、秦鵬氏によれば、「習近平氏がBRICS会議を欠席したのは、暗殺を恐れた結果であるとの情報がある」と指摘しており、習氏は多数の関係者が関与する大規模なビジネスイベントに対しては、安全が確保できないと懸念しているとした。 

また大紀元新聞の主筆、石山氏によれば、BRICSのビジネスフォーラムは非常に重要であり、全首脳の登壇が求められていたが、習氏は既にスピーチを用意していたにも関わらず、登壇せず、部下にスピーチをさせたという。 

このフォーラムは公開イベントで、多くの参加者がいた。習近平氏にとっては、リスクが高いと感じられる場面であったと考えられる。 

また、習氏が南アフリカからの帰国後、中南海の官邸に戻らず新疆へ直行した行動も、安全上の懸念からのものではないかとの見方がある。 

この行動は、2006年に前国家主席の胡錦濤氏が黄海での軍事パレード中に暗殺されそうになった時を思い起こさせる。胡錦濤氏も当時、直接北京に戻ることなく、まず雲南に避難し、状況が安定してから北京に戻った。

情報筋によると、習近平氏は表向きは強固な権力を持っているように見えるが、実際には権力喪失や死を恐れているとされている。彼が、中共のロケット軍高層部を大規模に粛清し、数人の将軍を逮捕・調査しているのも、彼は内心で不安を抱いている事と関連がある。 

彼が外出する際のボディーガードの数は300人以上とされる。この異例のセキュリティ体制は、彼が危険を感じている証左とも言われている。

習氏の公の場への出席が明らかに減少

2022年における習近平氏の外遊は5回であったが、今年はすでに後半を迎えているにも関わらず、彼の外遊はロシアと南アフリカのBRICS会議の2回のみとなっている。

7月末、河北省で洪水が発生した。河北省は北京に隣接しているにもかかわらず、習氏は被災地を訪れなかったことで国内外からの批判を受けた。

7月21日、中共軍は全軍の党建設会議を開催した。これは軍全体にとって重要な会議であり、軍の最高指導者である習氏が出席することが一般的であるが、彼はこの会議を欠席した。

習氏が直接主催する会議の数も減少している。2018年の前半には習氏が主催した会議は59回あったが、今年の同じ期間には38回と、前年比で21回減少している。

中国問題の専門家である唐浩氏は、習氏が政権を握っているが、習氏自身は自らの命に不安を抱いていると指摘している。特に中国の古代の予言が自らに該当する可能性を強く恐れ、習氏は自らの安全を最優先とし、何らかの動きがあると即座に隠れると言っている。

情報筋によると、習氏は民間の予言書である『鉄板図』を自分でも読んでおり、自分が在任中に亡くなる可能性や、中共は彼の手で崩壊する可能性を認識しているとされる。

(続く)

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。
高義