中国臓器狩り調査続ける人権弁護士、都内で講演 法輪功学習者にエール

2023/04/15
更新: 2023/04/14

有志団体SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)は4月2日、訪日したカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏を招いて講演会および同問題に関する勉強会を開催した。同氏は「臓器狩りは法輪功学習者に対する犯罪行為であり、大量虐殺の手段だ」と語った。

中国臓器狩り問題の調査第一人者であるマタス氏は、日本や欧州、北米に赴き臓器移植停止に向けて医学会や議会、法曹界のなかで講演を続けてきた。またこの過程で世界各地の法輪功学習者による迫害停止運動を目にしており、これらは自身にとっても「大きな励みとなっている」と語った。

講演会当日は勉強会も兼ねており、医療ジャーナリスト協会理事や大手紙記者、企業社長、独立行政法人シニアアドバイザーなどが参加した。

勉強会が終了した後、中小企業の海外進出支援に携わる男性は、法輪功学習者に向けて「共産党が倒れれば本当の中国になるんだから。堅固な信念で迫害を乗り越えて、真・善・忍のために全力を尽くして頑張ってください」と声掛けした。

日本の「脳死と臓器移植」問題を長年、取材してきたジャーナリストの日比野守男氏は、学習者に「一般論として、法輪功学習者は他人に害を与えるようなことは一切していない。彼らの行動は全く個人の自由の範囲内のことで、文明国家では当り前のこと。それなのに、そういう無実の人々にでっち上げの罪をかぶせて拘束し、生きたまま臓器を切り取るなんて許せない」と語った。

橋本さん夫妻は「法輪功の人たちは罪のない人たちなのに、ある日突然消えてしまうというのはとてもかわいそうです。私たちには法輪功という善良な集団が弾圧され続ける理由が全く分かりません。私たちはもちろん法輪功の人たちを支持しますし、中国がこういうことが許される国であってはいけません。法輪功の人たちは負けずに、何とか耐えて、状況が変わっていって欲しいと思います」と語った。

このほか、8日には神奈川県相模原市で米ピーボディ賞受賞作のドキュメンタリー映画「ヒューマン・ハーベスト」の上映会が開かれた。映画は中国臓器移植問題について元患者やその家族、移植医ら関係者の取材を通じて今なお続く医療殺人の惨劇を伝えている。

同日は大学教授など識者を含む多くの観客が映画を観賞した。

映画を鑑賞した女性は、「日本人にとっては考えられないようなことが中国共産党の下で行われています。ジェノサイドはあってはならないこと、人の道に背くようなことが今現在、中国共産党の下で行われているということを日本人は知るべきだと思います。人の道に反しているということを日本政府が共産党に対して忠告することを望みます」と語った。

別の鑑賞者は「法輪功学習者の皆さんの活動は世界のためになっていると思うので、応援しています」と語った。

(情報出典元・明慧ネット日本)

大紀元日本 STAFF