ブリンケン米国務長官が訪日 安倍氏の死に哀悼の意

2022/07/11
更新: 2022/07/12

安倍晋三元首相の突然の訃報を受けて、ブリンケン米国務長官は哀悼の意を表すために訪日した。11日昼には東京の首相官邸を訪れ、岸田文雄首相を表敬した。

ブリンケン氏は東南アジアを歴訪中で、外交日程を変更して日本を訪問した。外務省によれば、ブリンケン氏は安倍氏の逝去に対し、米国国民を代表して哀悼の意を表すとの言葉があったという。

また、安倍氏が「揺るぎない日米同盟の擁護者であり、自由で開かれたインド太平洋という先見性あるビジョンを掲げ、米国を始め同志国との連携強化に多大な功績を残された」と述べたという。

岸田氏は「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行を断じて許すことはできない、現職の総理大臣として暴力に屈せず民主主義を守り抜く、そして日米同盟を大いに進化させた安倍元総理大臣の遺志を継いで、日米同盟の更なる強化に努めたい」と話した。

9日にはバイデン氏からの電話があり「安倍氏が卓越した指導者として国際社会をリードし、日米関係の深化に大きな足跡を残した」と伝えた。

同日、バイデン氏は米国内の政府や米軍施設で、安倍首相の死に弔意を示すため、半旗を掲げるよう命じた。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。