[ワシントン 16日 ロイター] – 米政府当局者は16日、米政府が今夏の米中首脳による電話会談の実施を調整していると明らかにした。
バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が直近に会談を行ったのは3月18日。当時、ウクライナに侵攻したロシアに対する中国による支援物資提供が米国の最大の懸念だった。以降、北朝鮮による核実験実施の可能性などが新たな懸念事項として台頭している。
米政府当局者は、バイデン大統領と習主席の協議について討議されているとしながらも、現時点では何も決定されていないと述べた。
米中を巡っては、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が13日、ルクセンブルクで中国の外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と会談し、中国が5月に国連で北朝鮮に対する追加制裁決議案に拒否権を行使したことへの懸念を伝えている。
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