スウェーデンとフィンランド、18日にNATO加盟を申請

2022/05/18
更新: 2022/05/18

[ストックホルム 17日 ロイター] – スウェーデンのアンデション首相は17日、同国とフィンランドが18日に北大西洋条約機構(NATO)加盟申請書を提出する予定だと述べた。フィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で明らかにした。

同首相は「両国が申請プロセス全体を通じて手を携えて行動することに同意している」とした。

また、トルコとも加盟国として協力し合うことを楽しみにしているとした。

トルコのエルドアン大統領は、両国が「多くのテロ組織の本拠地」になっているとしてNATO加盟を支持しないと表明している。

ニーニスト大統領は、1カ月前にエルドアン大統領と電話会談を実施した際、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に支持を示していたと指摘。最近になって好意的でなくなったことは「協議を継続しなくてはならないことを示している。楽観的にみている」と述べた。

スウェーデンのアンデション首相とフィンランドのニーニスト大統領は19日に訪米し、バイデン大統領とNATO加盟申請を巡り協議する。

ニーニスト大統領は、米国が早期に批准すれば加盟が円滑化すると指摘。米政府のジャンピエール報道官は「多くの国が両国のNATO加盟を支持している」とし、合意が得られると確信していると述べた。

Reuters
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