[ロンドン 17日 ロイター] – 国際穀物理事会(IGC)は17日、2021/22年のウクライナの穀物輸出予想を引き下げた。ロシアの侵攻により食料安全保障を巡る懸念が高まったと指摘した。
IGCの月報は最新予想を4780万トンとし、先月の6280万トンからへ大幅に下方修正した。予想は暫定的なもので不確実性が非常に高いと説明した。
トウモロコシは3190万トンから2100万トンへ、小麦は2450万トンから2080万トンにそれぞれ引き下げた。
またロシアの穀物輸出の見通しを3770万トンから3710万トンへ下方修正した。
「(ロシアでの)積荷は最近再開されたが、貿易金融が制限され海上貨物保険の要件が追加されたため、(輸出)数量が限られる可能性がある」との見方を示した。
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