[チューリヒ 14日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は14日、ロシアによる侵攻で不足していた医療機器や装置などがウクライナに届き始めていると明らかにした。物資の不足に直面する同国の医療体制を支援する。
WHOによると、ウクライナではサプライチェーンが深刻な混乱に陥っている。販売業者が打撃を受けたほか、軍事行動により一部の備蓄は利用できず、医薬品の供給が不足しているという。
声明で「ウクライナで影響を受けているのは1800万人程度と推定される。このうち670万人が国内難民で、300万人近くが国外に避難している」と指摘した。
酸素やインシュリン、外科用品、麻酔薬、輸血キットなどの重要な機器や医薬品の不足を軽減するためにパートナーと協力しているとした。酸素発生器、発電機、除細動器、モニター、麻酔薬、経口補水塩、ガーゼ、包帯などがウクライナに輸送されているという。
ポーランドの支援拠点を通じるなどで、ウクライナ保健省と連携し物資を配布していると説明した。
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