[キエフ 4日 ロイター] – ロシア軍はウクライナ南東部にある欧州最大級のザポロジエ原子力発電所を占拠した。地元当局が4日、ソーシャルメディア(SNS)で述べた。
当局は、職員が発電所の状態をモニターしており、安全基準に則った運用がされるよう取り組んでいると述べた。
ロシア軍は4日未明、ザポロジエ原子力発電所の一帯を攻撃し、原発の近くにある訓練用建物で火災が発生した。ウクライナ緊急サービス当局によると、火はその後消し止められた。
グランホルム米エネルギー長官は、原発周辺で放射線量の上昇は見られないと指摘。同原発はウクライナの発電総量の2割余りを占める。長官はツイッターに、原子炉が「強固な格納構造で保護」されており、「安全に停止されている」と投稿した。
ウクライナ緊急サービス当局によると、4日早くの段階で6基の原子炉のうち1基が稼働していた。
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