香港では、中共ウイルス(新型コロナ)の感染が急拡大している。政府の発表によると、3月1日には新規感染者が3万2597人確認され、死者117人となった。1日の死者数として過去最多となった。
ネット上で政府は7日間の都市封鎖措置を検討しているとの情報が流れたこと、スーパーなどが防疫措置の一環として営業時間を短縮したことで、市民らはここ数日、備蓄用の食品などを求めてスーパーに殺到した。
香港メディアの報道では、一部の飲食チェーン店やスーパーで、従業員が相次いで感染したため、他の従業員や顧客への感染を広げないよう営業時間を短縮した。飲食チェーン大手の大家楽集団は、1日から店舗内でのサービス提供を停止し、デリバリーサービスだけを行うとの対策を取った。
大手スーパーの百佳は1日、一部の店舗の営業時間について午後3時に閉店すると決めたため、市民らは百佳の各店舗に駆けつけ、生活用品、野菜や肉類の食品などを買いだめした。スーパーでは商品の品切れが続いている。
報道によると、香港の屠畜場では従業員のなかに感染者が出たため、一時閉鎖された。これが原因でスーパーなどへの肉類商品の供給が減っている。
いっぽう、香港のネット上では2月27日、政府が都市封鎖措置を検討しており、今後7日間市民に対して外出を禁止するとの情報が流れた。このため、28日に長沙湾元州街や青衣城などの地域のスーパーでは、食品などを求める市民が長蛇の列を作った。
中央社は専門家の話として、今回、香港での中共ウイルスの第5波で、最多で100万人の市民が感染するとの見通しを示した。3月中旬にピークを迎えるという。
(翻訳編集・張哲)
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